たまちゃんのヨット四方海話(よもうみばなし)

ヨットで揺られるのが大好き。「日本貧乏セーラー連盟会長」を自称する普通のおっさんの備忘録。

オーニング(日よけ/雨よけ)を作った。

日差し、雨の中で快適に過ごすには「オーニング」が必須。

もちろん専用の商品もあるけれど1桁予算が違う。

各艇、キャンプ用のタープを利用するなど色々工夫されているが、我が艇の場合はというと・・・

 

我が艇のオーニングは「防炎シート」で作成した。

「防炎シート」と言っても色々あって、表面にコーティングされたかなり重いものもあるが、一番薄くて軽量の物を買ってきた。

 

大きさは1.8m×5.4mとかなり大きい。これを2枚。

2枚重ねにして元々付いているハトメをラニヤードで縛っただけ。

両端を1mくらい閉じずに残したのがミソだ。

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前方はマストと下したセールを巻き込むようにして、マスト前で結束することで前からの風にもめくれなくなる。

後方は切り込みでブームトッピングリフトを交わし、ビミニトップの上からロープで結べば広々とした空間が確保できる。

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最初は上記のようにブームを中心にライフラインを結ぶ三角屋根だったけど、

近隣艇から不要となった丸バテンを貰い受け、骨にした。

 

そのおかげでさらに広々とした空間が手に入った。

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上記の写真は分かりにくいけどマストの前に来る部分を上に折り返してある。

なのでバウに出やすいスペースが出来ている。

 

雨が前から吹き込むときはマストの前に来る部分を下に垂らして結ぶことで前からの雨を防げる。

 

後方から来る風雨はブームエンドから後ろを下に垂らして結べばよい。

左右からの風雨はオーニング全体を傾けることで対応できる。

 

停泊中、かなりの快適空間を得られるようになった。

 

もちろん熱吸収はしないけど、炎天下でコックピット全体が快適な日影になり、風が通るので問題ない。

 

風がない時に機走で移動している間も、視界は確保されているので張りっぱなしでも大丈夫。強度も申し分ない。

 

畳むと大き目の寝袋程度まで小さくなるので収納も楽です。

 

こちらはお盆のクルージングに出たときに遭遇した夜中の大雨です。

こんな土砂降りの中でも暑い船内に入らず、コックピットで寝ることが出来ました。

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