たまちゃんのヨット四方海話(よもうみばなし)

ヨットで揺られるのが大好き。「日本貧乏セーラー連盟会長」を自称する普通のおっさんの備忘録。

ビミニトップの設置③(2号機改造)

2020-03-06我が艇のビミニトップ設置記録③

購入した2号機をヨット用に改造しました。

ヨット用に改造する

ヨットにはマストのてっぺんから船尾に向けて張ってあるワイヤ「バックステー」があります。

ちょうど操船する位置の上にビミニトップを持ってくるには、ビミニトップの中央を

このバックステーが通り抜けなければなりません。

開閉式でバックステーを交わせるように改造しました。

 

2019年11月に届いたビミニトップですが実際に改造に着手したのは
冬越しして春先になってしまった2020年03月です。

バックステーを交わせるよう改造

◆まずはスパッと真ん中まで切り込みを入れます。

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◆バイアステープの作成

まず、よく似た色のハギレを使ってバイアステープを作りました。

手芸用品店に行けば売っているのですが、練習も兼ねて自作です。

しっかりした布端処理をするため、ナイロンロープを巻き込みながら縫いました。

 

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◆切り込み部に縫い付け

切り込んだところを挟んで縫い込みます。

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◆さらにファスナーを縫い込みます。

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◆開口部はベルクロで開閉できるようにしました。
(失敗して二重に縫い直したところは見ないでください)

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◆バックステーの通る穴は少し余裕を持たせて横長に。

ボツれ防止に別の布を縫い付けました。

ファスナーは裏から見たところ。

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◆ファスナー上部  表(上)側

 ファスナー部分に雨がしみこまないよう、バイアステープに

 縫い込んだ部分がオーバーラップして雨除けになっています。

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パイプの切断

幌の改造が終わってもパイプがバックステーをすり抜けるわけがないので

一旦切断してジョイント出来るよう改造しました。

(写真探し中)

これでバックステーを真ん中に通すことが出来るようになりました。

 

完成!!

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全体イメージ

 

自立のため前倒しで設置

畳んだ時に掛けるカバーがついていたのも有難い。

ところがこのビミニトップを畳んたときのポジションが問題。

取り付けるパルピットの形状が悪く後ろ倒しではスターンからかなり長いパイプで支える必要がある。

仕方なく付いていたステーをそのまま利用して前倒しで固定し、前から後ろに開く形で設置した。

なんとなくカッコ悪いうえ、風が吹くとブームのトッピングリフトが触れてしまうので擦れてしまう。

トッピングリフトに当たる部分にウエスを巻いて保護してるけど何とかしたい。

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かっちょ悪い・・

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前倒しってカッコ悪い・・・

 

2号機反省点

思ったより重い問題

失敗したなと思ったのは意外と肉厚のパイプでそれなりの重さになること。

強度は十分だけど、これは想定外だった。

既製品のアルミパイプだと軽量で良かっただろうが、ナイロン製のジョイントになる。

ちなみに今回購入したビミニトップは最近Alixpressで販売している商品と同じメーカーで作成されたものと思われます。

幅広すぎ問題

少しでも影になるところを大きくと思い、取り付け幅に合わせて作成したがやっぱり少し大きすぎたか。

船の幅より少し小さめのほうが脚がハの字型に開き、そのぶん左右の寄っかかりにも強くなったはず。

そうすれば規格品で、もっと安く調達できたと大いに反省。

高すぎ問題

ここでいう「高さ」とは値段よりビミニトップ自体の高さ。

取付位置がパルピットの中段付近となるためその分、背が高い。
強風が吹き出したら畳んだほうが良いけれど、そういう状況で高い所に手を伸ばしてジョイントを外す作業、畳む作業は危険この上ない。

あと20㎝程詰めればちょうどよいんだけど、高さの調整は今後の課題。

 

良かった点

やはり夏のセーリングでビミニトップは必須。間違いない。付けてないと無理!

あと、付いてきたファブリック(生地)はもちろんサンブレラほど高級品ではないけれど、強度も撥水性も必要十分。いつも雨ざらしでない限り数年は問題ないと思う。

Alixpressで入手できる商品とたぶん同じもの。

そういう点では船にあうものがあればAlixpressで充分かもしれない。

Alixpressなら交換用の縫製済みファブリック(生地)も売っている。(いつ無くなるか分からないけど)

以上、ビミニトップ設置のまとめでした。