2022年度の上架で対策したトラブルその3。
秋口からラットが固くなり、力を入れないと回らない状況になっていました。
実はこの現象は昨年も発生し、ラダーを抜いてデルリンのハウジングを作り直したのですが、また舵が固くなる事象が発生です。
今年もラダーを抜く
業者さんに作業をお願いしたものの、キツキツになっていてなかなか抜けず。。。
これは昨年と同じ状況です。
ラット機構にはかなり強い力が無理やり舵を回していた状況ですから、いつラット機構が壊れても不思議はありません。
やっとこさ抜いてみたものの筒状のハウジングの内径が狭くなったとは考えられず、
ハウジングの内側を削って内径を1ミリちょっと広げると、すんなり入って舵も軽くなりました。
ということは舵軸が太くなったという事です。
2015年の舵修理
実は買った時点でラダーが割れていたのを2015年に修理しています。
これは舵軸が以前から太る現象があったんだと思います。
ただこのときは舵がそんなに重い!と言う状況ではなかったように思います。
この舵はアルミと思われる舵軸にステンレスのパイプが被さった形状です。
アルミとステンレスの電位差で電蝕が起こってるのかもしれません。
アルミがスカスカになるのでなく、太ってしまうというメカニズムは分かりませんが、そうとしか考えられません。。。
ただ2015年から2021年まで6年目で固くなったのに
今回は1年で固くなってしまいました。
なにが起きたのでしょう・・・?
以下、2015年の舵修理の状況です。
sailor-tamachan.hatenablog.com
舵自体も修理
また、今回の上架で舵の後端がめくれ上がってるのが確認できました。
前回も少し隙間があったのを覚えていますが、それが広がったようです。
これも「作りが悪かった」ようなので、その部分を剥がし、研磨。
FRPを薄く巻いてどこを処理したか分からないくらいに修理してくれました。
対策
舵軸が電蝕で太ったとしたならばアノードをつける対策しか思い浮かばず
とりあえず太いアース線を舵軸に取り付け、防蝕亜鉛に繋いで海中に垂らしておくことにしました。
航海中は引き上げておく必要がありますが、これでどうなるか・・・
(おわり)