新年、船に行ってさっそくトラブル。
トイレルームの床が水浸し!
なんだこの水は?
新年初めて船に。
各部屋の入口はいつも開けてあるのだが、ふと覗き込んだトイレルームが水浸し。
そりゃ慌てますわ。
まず漏水箇所の確認。
水を全部掃除して、様子を見るとスルハルバルブの根元にじわじわと水が。。
ところがスルハルバルブの接合部から漏水しているわけではなさそう。
水をふき取っては様子見を繰り返してるとやっと特定。
マリントイレの汚水排出口の三又に分かれた弁(パッキン)辺りから漏水している。
考えられる原因は二つ。
・バルブの水密が不完全。
・三又弁のパッキンからの漏水。
また、そもそもこれらがダメでも喫水線より上に排水パイプが立ち上がっていれば問題なかったはず。
この船を購入時からそうだったのとこれまで問題にならなかったので手を抜いていたが、何日か来るのが遅れたら水船になっていたに違いない。
まずはトイレの後ろの漏水箇所に繋がる汚水パイプを取り外すと・・・
案の定、ジワジワと水が溢れてくる。
これでバルブの水密が不完全なことが決定。
でも通常はパッキンで止まっているはず。
そこでパッキンを取り出してみると。。
新品との差は歴然。
見事に締込みの型が付いてしまっている。
たぶん強く締めすぎていたせいでかなり深くまで食い込んでいたのだろう。
2年目に入りパッキンが硬化し始めたところに、冷え込んだためにゴムが戻り切れず水密が保てなくなったのだろう。
こういう時に役に立つのは「スペアパーツ」を用意しておくこと。
トイレのバルブ交換セットを用意しておいてよかった。
<JABSCO Service Kit 29045-3000>
入手先:ジャブスコ手動マリントイレ パーツリスト’(海遊社)
さっそく交換して水漏れはピタリと止まりました。
次の上架でスルハルバルブの交換と汚水バルブの喫水線上への立ち上げを行うことにしました。
(おわり)